レポート:寺子屋でしたよ(2016年3月)

3/13の日曜は『寺子屋&MTBドリル』でしたよ。
雨の心配ないって本当に素晴らしいですね。

寺子屋の日の朝は『マウンテンバイクドリル』から始まります。

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今回、初導入の準備運動『受け身ころりん(仮称)』です。
本格的な受け身じゃなく、とりあえず身体を丸くして転がってみよう、くらいの運動。
しゃがんだ状態から転がるので、前まわりとかよりもずっと簡単。

ほら、大人になると地面を転がるって経験がほとんどないじゃないですか。
(僕はしょっちゅう転がってますが・・・)
自転車で転んだ時に、骨や関節部を壊さないためには一点で倒れる力を支えないことだと思うんです。
ですから「あ、これはやばい」と思った時にはゴロゴロ転がるといいんですよね。
で、その転がることに馴れるための「ころりん」です。

あとは斜面登り下りスラロームとか。

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大きなパイロンが大人用、小さなパイロンが子供用。

パイロンキャッチとか

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慣れてきたら、パイロンを取った手をハンドルに戻さず片手走行といった感じでだんだん難しくなっていきます。
バランス訓練ですね。

あとは一本橋渡りで、曲げてみたり段差やシーソーを入れてみたりしました。

マウンテンバイクドリルでは、こんな風に課題をこなすことでライディングやバランス感覚の向上を目指していますよ。


 

で、その後の「寺子屋・個別レッスン」

最初にするのは準備運動。
あちこち伸ばしたり、大きく体を動かす練習をしたり。
その後の定番、「8の字」。
要所を抑えつつ段階を踏みながらね。

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寺子屋では、参加者皆さんにやりたいことをそれぞれに練習します。

この日は、急坂でのコーナーリングやつづら折れを上手に曲がりたいという方がお二人。
パイロンで擬似コースを作って連続タイトコーナーの練習の後、さらに急角度の斜面でコーナーの練習。
曲がれない原因と曲がるための考え方、意識の向け方、体の位置についての説明などを交えながら練習。
結構、急角度のコーナーリングについては誤解されていることが多いんですよね。
実演交え説明と実践してもらったら随分と曲がれるようになりました。

常連さんのコギ跳びの練習。
コギ始めの位置と方向、連動する腰の位置の動きなどを短時間で習得。。。出来た?笑
覚え始めはできるできないにバラツキがあるのはしょうがないので、焦らずに練習を続けましょう。

また他の常連さんは、コギ上げからの段差登り。
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やっぱりコギ始めの位置に気をつけつつ、だんだん形になっていきました。
後輪完全にぶつからないようになるまでもう少しだね。

他、今回なぜか要望の多かった立ち漕ぎウィリー。
正確には要望が多いというよりも、他の人がやってるのを見てやりたくなった様子。

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こちらの方は、立ち漕ぎウィリーからマニュアルにつなぐ練習をしました。
マニュアル(ペダル漕がないウィリー)って、前輪あげる動作と上げ終わった後に走る動作に分かれるので、その上げ終わった後の練習用に、こうした方法を提案します。

ずいぶん練習されていて成功率も相当に高いので、失敗してしまう時の原因の洗い出しと、より確実にできるようになるためのコツなどを伝えて身につけていきます。
この後にきっかけを使ってフロントリフトの動作を形作っていき、あとちょっとで両方が繋がるんじゃないかなぁと思います。

個別レッスンはこんな感じでした。


 

最初に準備運動をするんですが、あんまりにも身体の硬い人には宿題として毎日のストレッチを課すことがあります。

各関節の可動範囲が広いと、その分大きく柔らかい動作が可能になります。
特に股関節周りの柔軟さは、自転車上で身体を上下動させる時に重要。
また自転車から伝わる衝撃や振動から発する腰痛を防ぐ為にも大切なのです。

ほっとくと年齢とともにどんどん硬くなりますしねー・・・。

毎日の柔軟をするだけで随分とライディングが変わると思いますよ。

あと、レッスン中に伝える「これを毎日やってると上手になりますよー」は「やってね」ってことなので是非続けて練習してください(笑)


 

ということで、今月の寺子屋はこんな感じでした。
また来月も開催しますが、日程はまだ調整中です。おそらく月の中頃になると思います。

それでは。