レポート:バイクエイトさんスクールでした

先日の日曜は、岐阜県多治見市のバイクエイトさんからご依頼のスクールでした。
いつものような公募してそれぞれに集まってくるスクールと違い、連帯感のような?雰囲気があってとてもスムーズに物事が運んだのが印象的でした。当然、声をかけるバイクエイトさんの人柄(店柄?)も多分にあるのでしょう。無駄に緊張しなくていいのかもしれませんね。
僕としては、そのグループで習うという感じにとても良いものを感じました。

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さて、この日のオーダーは「山道で役にたつコーナリングなどの練習」でした。場所は僕の馴染みの喜多緑地で行わせてもらいます。
※ 市に許可をいただいて開催しています。普段マウンテンバイクでの走行はできません。
喜多緑地にはシングルトラックなどはありませんが、様々な斜度の芝広場があり、その斜度に応じた体の動作や感触などを掴むには良い場所です。

この日お伝えしたのは、
・自転車に対してどう身体の重さと動きを作り伝えるのか。
・路面や状況の変化するときにどのようなことが起きていて、それに対してどうするのかの理屈と実践
・動作の基準となる感覚と感触
といったようなこと。書くと難しい感じですね。

実際にはできるだけ分かりやすく体験と習得ができるような順序でプログラムを作りました。

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で、まあ、何にしても準備運動から始まるのが僕のスクール。
準備運動というか、、、自転車上の身体のコントロールとその効果の話なども混ざります。というかそっちがメインです。
自分の身体を把握できないと自転車のコントロールがうまくいってるのかどうかわからないので、日頃のからストレッチやヨガっぽいことをして自分の関節や筋肉に自覚的になっていると良いですよ。

自転車に乗って最初の課題は、乗ってる自転車の特徴を把握するために、一本橋や、一本橋からの段差など。段差は小さければ「何もしないでも平気」だよっていうのを体験してもらいます。

あと後ブレーキロック体験と、ロックしたまま曲がる方法、そしてロックしてるブレーキをリリースした時のグリップの回復の体験。

芝を痛めないように板を敷いて、さらによく滑るように水を撒いてもらったんですが・・・滑りすぎて(笑)
でもみなさん、思った以上に綺麗にコントロールできてすごかったです。

山道では滑らしちゃダメ!っていうんだけど、滑ったことがない&滑らせる技術がないと「滑らせないで走る」のは難しいと思うんです。。。
滑るのに恐怖心がなくなるだけでも十分なんですけどね。怖いと思うとかえってブレーキ操作が雑になっちゃうから。

ここまでで、身体の位置と方向が揃えてコントロールする感触と掴んでからのスラローム。
山道(シングルトラック)でも使いやすいようペダル位置水平縛りで、顔・身体の方向とハンドルへの荷重でコントロール。

と思ったら急坂をゆっくり、でもちゃんとコントロールする方法とか。

この練習の中で、急坂の途中でも曲がれるように、何より恐怖心が起きないように自転車を「支配下」に置くことのできる位置とその感触を探ります。

今回は、仮想「つづら折れ(スイッチバック)」コースを作って実践練習。
クィックコーナーの最中に、どんな現象が起きてるのかを説明してるところ。
考えてみれば当たり前なんだけど、走ってると忘れちゃうこととか。

下るときのコーナー。
斜度に負けないで〜♪ 出口でつんのめらないように〜♪(って後ろの水色の人がずっと声をかけてます)

最後に段差をなめらかに降りるための体験などをして、この日は終了。
2時間強のスクールとなりました。

自分で言うのもなんですが、皆さんとても上達されました。
また今後もこの日にお伝えしたことを覚えておいて、いろんなところで「どうしたらいいのか」を考えながら乗っていただけたら、あとは自らの力でどんどん楽しく乗れるようになっていくと思います。

参加された皆さん、何よりご依頼頂いたバイクエイトさん、ありがとうございました。

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僕はこういうスクールの時は、自分が乗ってる時も生徒さんが乗ってる時もアドバイスやタイミングを伝えたり解説してたりで基本的にず〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと喋りっぱなし。時々心配していただいたりします。しゃべるばっかじゃなくてずっとなんだかんだ動いていたり。。。

今回撮ってもらった写真や動画を見てて自分で笑ってしまいました。
我ながら体力あるな、って。
まあ、これが僕のスタイル(笑)

こんな僕でよろしければ、またこうしたショップさんやグループでのスクールのご依頼お待ちしております。
ご要望や場所などによっていろいろ条件が変わりますので、詳しくはお気軽にお問い合わせくださいませ。

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ではまた。