遅れまくりましたが、先週日曜の『寺子屋』のレポートです。
毎度のことながら、あったこと、思ったことをダラダラ書いてます。。。
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寺子屋の朝の1時間は『マウンテンバイクドリル』は、だんだん長くなる一本橋から。
スタート前から一本橋に乗っているのがミソで、スタート時点のふらつきを制御する狙い。
続いてのドリルは斜面の上り下り段差付き。
斜面でのターンは、角度によっていろいろ自転車の挙動に変化が出て、予測&動作との同調の訓練になります。
あとは急な土手を上り下り。
登る時は、ペダルの踏み方(それなりにコツがあるんです)とか、登れたら助走をどんどん短くしていったり。
下りは、最初はまっすぐに近いところから、どんどんコーナーをくけていったり。
これは慣れてる人ばかりだったからのドリル。
慣れてない方がいる時は、もっと緩いところも走れるようにします。
この後、作ってあったショートコースを走ったり、上り坂の途中にある段差をのぼったりと、実践的なドリルを。
マウンテンバイクドリルでは、こんな感じで、参加する人を見ながら難易度を調整しつつコントロールが身につくように課題を作って練習しています。
1時間でも結構お腹いっぱい(笑)
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さて個別レッスン。
個別レッスンでは、参加の皆さんがそれぞれに目的にしていることを練習していく場。
僕は、参加者それぞれの間を巡りながら、練習方法の提案、実際にやってみせる、アドバイスを送るなどをしています。
僕が見ていない時には、自習もしくは休憩(笑)
なんせ2時間半もあるので、ずっと乗ってたらヘトヘトになってしまいます。
この日もいろんな目的を持った方に参加していただきました。
最初に、念入りに準備運動した後、自転車の準備運動として「8の字ターン」です。
いろいろあってポジションがガラッと変わった方。
これまでの乗り方では感じが違うということで、グルグルしながら乗りやすい位置探し。
チョチョイっとアドバイスしたらだいぶ良くなったようで、よかったです。いろんなパターンがあるので詳細は内緒です笑
ほんのちょっとのことなんですよ。
この後、この方は、ストッピー(後輪上げた状態で走っていく練習)。
もうだいぶ乗れる人なので、ちょいっと意識の持ち方を変えてもらって、具体的な入り方を説明したらだいぶ感覚をつかんだ模様。
実は僕もさほど得意なわけじゃないストッピー。
事前にとっかかりや練習方法などをあれこれ試してみたりして予習した甲斐がありました(笑)
こちらも常連の小学生さん。
この日は、ダニエルを飛び石で使うことと、マニュアル。
ウィリージャンプからの段差の上でダニエルは、自分が伸びる方向とハンドルの引きつけ位置を意識することで解決。
あとは、ダニエルで落差を降りた時に耐えるための後輪を送り出しておく意識とか。
マニュアルも腰の移動位置(とペダルへの入力方向)を修正する練習をしていくことで、だいぶ上がるように。
自転車と高さは違うものの段差登りのお二人。
前輪はこぎの力を使ったアプローチです。
自転車が進みながらの『コギ』というのは、フリー(空転機能)のせいでこぎ始めから実際にラチェットが噛み、力が伝わるまでタイムラグがあります。
なので、水平からこぎだしたのではコギあげるくらいの力が発生する頃にはペダルは真下まで行ってしまっていることも。
なのでペダルを一番上から『使う』ことが大切。
ゆっくり前進から片足コギだけで前輪をリフトする直前の図↑
この状態で走ってきて、次に右ペダルを前に向けて踏み出します。
同時に身体を起こして前輪を引き上げる。
これはウイリーなんかでも一緒です。
ちなみに静止状態&自転車が違うとこんな感じ↓
止まった状態だからフリーは空転していないので、ペダルの位置はさほど高くなくてもコギ上げられます。(自転車によって差があります)
で、腰が思い切り引けているように見えるのは、自転車の全長の違いと、BB位置の違い。
あと、大きく前に飛ぼうとしているから→カラダの移動のための予備動作(助走)を大きく取ってる。
この辺り、僕も普段は考えてやってるわけではないのですが、この「違い」を知っているとイメージが掴みやすいのかな、と。
個別レッスンでは、他にもいろんな練習をしましたが、写真に残ってるのがこのくらいなので、今回はこの辺にしておきます。
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僕も自分でやったり人のを見ているうちに表現などが変わることはままあります。
今回、「前と説明が変わった」と指摘されることがあり、その説明が変わったのでできるようになったとのこと。
ただ、自分では変えたつもりがなかったので(笑)
自分の言うことについては責任持ちたいので、ちょっとびっくり。
また何が変わったのかちゃんと考えていこうと思います。
寺子屋は、参加される方の練習の場であり、また僕の研究の場でもあります。
参加の方が何かを得るたびに、僕も一つ得ることがあります。
その得たことをまた伝えることで、僕にもまた学びがある。
今後ともよろしくお願いいたします。
次回は12月10日(日)。→『寺子屋』のページ
ご参加お待ちしております。