虫眼とアニ眼

虫眼とアニ眼 (新潮文庫)という本を読みました。
正確には今も読んでます。
いま3回目くらいの読み返し中。
内容は養老孟司さんと宮崎駿さんの対談が中心です。
他、漫画コラムやあとがきなどまで読む所たくさん。
1ページ1ページ、余すトコロなく興味深いです。

とりようによっては、気ままなおじいちゃんの放談(笑)
「最近の若者は・・・」って感じの事もよく出てきます。
でも、ボクはすんなりと読む事ができました。

お二人いわく、イジメが深刻になっちゃった根本には
「自然環境というのはものすごいディテールで成り立っていて
今の人間は完全にそれを無視して生きているという事です」養老氏
「ディテールを完治する能力は本来人間も持っていたはず(中略)
けれどもその能力を閉鎖して、環境を一律に捉えようとしている。
そうやっていくうちに人間の感性は余ってしまったのではないかと。」養老氏
そしてそのあまった感性は
「人間に関心が向きすぎてて
『アイツが気に入らない』だとか『アイツはダメなヤツだ』とか
人間に関しての話題ばかりになるんだ」宮崎氏
というくだりがストンと腑に落ちました。
これ、最初の対談に出てくるんです(笑)

他にもあるんですが、
できれば読んで見てもらえればなと思います。
久々のオススメ図書です(笑)

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本の余韻を引きずりながら山へMTBing。
このあいだの乗鞍の皆の顔が思い浮かんで、
いつもなら車で機材を運ぶ所を、自走で。
意外にも早く着いてしまい、
こりゃこれからはこれで良いなと(笑)
ただ、最後に激坂があって、
登りきったあとへたり込みましたが(笑)
短いトレイルを2回反復して帰宅。
全行程で2時間強。丁度いいくらいの運動ですね。

ただ、暑さの為かなりオーバーヒート気味になったので
今度はもうちょっと涼しくなってから行こうと思います(笑)

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