動画:夏休みなので?『2×4材で”前あげ”ドリル』の動画を作った(2022.8.8 記)

 8/5の「5と0の付く日にアップする動画(5の倍数日動画)」です。

YouTubeのほか、SNSなどに同じものをアップしてます

【前あげドリル】2×4材で前あげドリル4つ+2

 夏休みに入った子どもたち向けにと思って考えたんですが、ちょっと悪ノリしてしまって大人も苦労するような内容になってます。とくに「ハッテン」。

 前タイヤの浮かせ方はいくつか方法があるのですが、今回は「カラダの上下を利用して上げる」方法を採用しています。
 カラダの上下の動きでいわゆる『加重・抜重する』動きを利用していますので、『ホップ』を覚える前(体格的にむつかしかったり、カラダの動きがよくわからない方)にこれから入るものありかな、と思います。

 動画の最初にも表記していますが、はやい助走で行うとけっこうあぶない(特に「その3」以降)ので、意識してかなりゆっくりになるように気をつけてください。
 「その1」「その2」も、助走がはやいとタイミングが難しくなりがち。

 「助走を始める位置」を短めにして、その位置にめじるしを置いておき、毎回そこから始めるようにすると、むやみに速度が上がらなくて良いと思います。僕がレッスンでよく使う手段です。
 それでも回数を重ねているうちに、だんだんとスピードが上がっていくのは人間のサガ。ほんとに気をつけてくださいね。

 実は、この内容のハウツー動画を作ってたのですが、また編集に時間がかかってしまっているので、やることだけを抽出して先に出してしまいました。
 「どうやるのか」の説明は一切ないのですが、動画を観察してカラダの動きやタイミングのイメージなどを自分で探るというのもいいのかな、と思っています。(動画ができないのの言い訳じゃないぞ)
 ハウツーもそのうちにできると思うので、まずご自身で挑戦してみて、答え合わせな感じで参考にしてみてくださいね。

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 基本になる「その1」の動作のチェックポイントだけ書いておきます。

● 助走・かまえ

 「アタマ」をハンドルの前に置く。
 アタマで「前タイヤをおさえる」ようなイメージで、カラダごと低くかまえる。

 「かお」でしっかり「めじるし」を見る。
(「目」だけじゃなく「かお」の正面で見る)

 「カラダ(おしり)」もちょっと低くかまえる。
(そんなに大きく落とさなくていいです。ちょっと跳ねれるくらい)
 見た目にはおしりが落ちると「ひざ」もちょっと曲がる。つっぱらない。←見た目の形なのであまりこだわらないように。

 

● 前あげ

 『両肩の真ん中(背中の上部)』で上に伸び上がってハンドルを「吊り上げる」。
 ・「肩(背中の上部)」がリードしてカラダ全体を上に「浮かせる」感じ。
 (「腕」だけでハンドルを持ち上げようとしがち←特徴:カラダの高さが変わらない)
 「アタマや肩」だけが上がってしまうと前タイヤが浮かない。←カラダがよく動いてるように見えるのに前タイヤがふわっと浮かない時はだいたいこれ。
 「肩」から伸び上がるけど、カラダ全体を上に向ける。
 着地点に「前タイヤを上から置く」ためにいったん浮かせるイメージ

 伸びあがりながら着地点に視線を移し、動作中しっかりと顔を向けておく。

 

● 着地

 前タイヤは「上から置く」ように。
 自転車だけ下ろさず、「顔」で前タイヤを上から押さえるようにする。
 地面に着いたら、腕や足をクッションにして、カラダ全体で柔らかく力を受け止める。

 

● 子ども と ブレーキ の 注意点

 「その3」以降ではブレーキを使います。

 マウンテンバイクに慣れてない子どもの場合、まず『親指がきちんとグリップの下に回っているか』を確認してください。←これはブレーキ関係ないですね。
 時々、何の気なしに親指が上に乗ってるだけの子を見かけるんですよね。
 この状態だとブレーキかけて止まろうとすると、手がハンドルから外れてしまうかもしれず、とても危険です。

 ブレーキをかける指は、助走している時からレバーにのせておくようにします。
 これも慣れてない子に多いのですが、「止まる」って思ってから指をブレーキにのせるようにしていることがあります。
 これは、ハンドルをしっかり持とうとしているのだと思いますが、だんだんとブレーキレバーに指をのせた状態でもできるよう慣れていくようにしてください。

 ブレーキをかける指は、二本(人差し指 & 中指)か、一本(人差し指)が望ましいです。理由は「いちばん器用な指だから」と、カラダの構造的にその方が柔らかくカラダが動かせるからということ。
 手が小さい間は、無理に一本にしても強くブレーキが使えなかったりするので、とくに慣れないうちは『二本』で良いと思います。
 反対に、グリップに残る指が少なくてもきちんと前タイヤが浮かせるように、カラダを大きく動かしてその力を利用できるようにします。

 

● 終わりに

 今回のは、「動作の力で前をあげる」の基本形です。
 前タイヤは、ハンドルを持って持ち上げればとりあえず上がるので、いろんなあげ方があるのですが、今回紹介している方法が簡単で、またその動作が他の動作へとつなげやすいものかな、と思います。

 ただ、動画にするには、これだけだとあまりに短く、また本人だけではできているのかどうかわからないので、この動作がもっとも目的に適う課題を考えてみました。

 「その3」以降は、けっこう難しいとは思うのですが、大人の方も交えてちょっとした時間にでもチャレンジしてみてくださいな。

ペダリングを使う『こぎあげ』にもご興味ある方はこちらをどうぞ
【YouTube】okp ch.| 『はじめてのこぎあげ』
https://www.youtube.com/watch?v=y_PqzPFOyHM

 

 なかなかCOVID-19の流行が収まらず、一般の病気や怪我などでも医療にかかりにくい地域も多くあるようです。
 みなさま、お身体には本当に気をつけてくださいね。

 では、また。