雑記:ジャンプランプのできるまで(2020.6.5 記)

先日、ジャンプランプを作ったので、その工程をアップしようかと。

あんまり参考にならないと思いますが、ご興味ある方はどうぞ。

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まず、これらの作業は、1〜2時間/日で数日に分けて行いました。

やっぱり集中できる時間に限りがあるし、集中力ないと電動工具(丸ノコ・ジグソー)や刃物なども扱うので危ないし。

時間に余裕のある時にできる分だけづつ作っていくのがおすすめです。

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では、早速。

僕の場合まず最初に、パソコンで実物大の絵を描きます。

外側の形だけじゃなく、アール(曲がりの深さ)や進入部の角度、面を支える『角材』をどう入れると強度や耐久性が保てるのかを考えます。

今回はアール(曲がり)のついた『ジャンプランプ』と、斜めな面がまっすぐの『バンク(バックサイド)』を作ったので、それぞれ型紙を用意。
角材入れる場所も作っておくことで後からの作業がぐっと楽になります。

これを左右対称にしたものを一部づつA4紙に分割してプリントアウトし、ずれないようにテープで止め、底辺と背面の直線部分だけ切り飛ばして型紙の出来上がり。

この型紙を板に貼り付けて作業することで、墨出し(切断する線を書いたりすること)が不要になるので楽チンです。

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今回は幅60cmで作ったので、角材の太さは30mm x 40mmと、いわゆる2×4材を併用しました。あと13mm x 90mm の幅広板(『貫』と言います)が一枚。
要所要所で2×4材を入れることで強度の確保とよじれ防止にします。

今回作った幅60cm程度であればこのくらいで十分すぎるくらい。

幅をもっと大きくしたり大型化するには幅に合わせて2×4材を増やしたりします。

必要以上に2×4材を増やすととその分重くなるので、持ち運びが辛い。。。置きっ放しならいいんだけどね。
まあどのように使うかなどによって強度と重さのバランスを考えます。

側面になる板は12mmのコンクリート型枠用合板。丈夫&重たい。
上面(走行面)は9mmの普通の合板を使用しました。

側面の板は、横から刺すネジだけでねじれや上からの力を支えるので、しっかりしたものを。
上面の板は、曲げやすさや加工のしやすさを考えて薄めの。角材の配置で強度も十分に確保しておきます。

合板は、物によっては柔らかくてネジが奥の方まで埋もれてしまうものもあるので用途によって使い分けることが必要です。

続いて木材を必要な「パーツ」に切っていきます。

今回は、角材は『手ノコ』、板のまっすぐ部分は『丸ノコ』、曲線は『ジグソー』を使って切りました。

丸ノコはそれなりにきれいに切れるし疲れないんだけど、切り粉がものすごく出るし、僕は失敗率も高い(特に切りはじめ)ので今回はほぼ手ノコ。

板も手で切ろうと思って実際一枚は切ったんだけど、長い線を切ったらやっぱり疲れたので丸ノコにチェンジ。(根性なしと言わないで)

さて、ここで先ほどの『型紙』が登場。

型紙は予め出来上がりの底辺長と背面側(要するに直線部)を切っておきます。
アール部分まで切ってしまうと、先が細くなってしまうので貼り付けるのが難しくなるので板に貼り付けてからにします。

同じように、予め直線部を切っておいた側面の板(素材)に、『スプレーのり』を使って貼り付けます。

この時、型紙は出来上がりの『内側』に貼るようにします。
あとで角材を取り付ける時のガイドにするためです。

型紙をあんまりガッシリと貼り付けてしまうと、後々剥がすのに困るのでほどほどにするのがコツ。のりをつけすぎたらちょっと乾かしてから貼るのもあり。
まあ剥がさなくてもそんなに問題はないのですけどね。

型紙の曲がった部分を切り離したら、型紙をガイドにして曲線を板に直接書いておきます。。
この線を引いておかないと、もし紙がずれたり剥がれてしまった時とかに困るんですよね。。。

その後、鉛筆の線に沿ってジグソーでカット。
ジグソーは切断面が斜めになったり歪んだりしやすいので注意。

無理に押し切ろうとせず、ジグソーが勝手に走るのに合わせて切っていきます。
(これは丸ノコも一緒)

型紙の角材部分に『十字』を描いているのは、木ネジを入れる場所をはっきりさせておくためなのですよ
適当でもいいんだけど、やはりど真ん中にネジを打てると安心。
今回は、薄めの『骨』も使っているので余計に。

型紙の角材の当たる部分をカッターで切り抜きました。
切り抜いたところに角材を当てればいいので楽チンです。

型紙を挟んだままネジで締めても強度的には十分なのでこれは別にしなくてもいい作業なんだけど、木材同士を直接当てる方がちょっとだけ強度が上がります。

さらに強度を上げたい人は、木材同士の当たるところに『木工用ボンド』を塗るのもありです。その場合は必ずこの『切り抜き』をします。
(今回は、後々のメンテなどを考えてボンドは使っていません)

ちょっと前後しますが、まず背板をつけます。
背面の板に先に角材などを打ち付けておいて、それを側板とくっつけます。
この時、地面につくかどうかよりも、板同士の辺を合わせるようにします。
木材自体がねじれていることは珍しくなく、それはあとで補正ができるから。

この後、反対側の側面の板も背板に取り付け、『コの字型』に。(写真なし)

今回、横からの木ネジには『コーススレッド65mm(半ねじ)』を使用。
もうちょっと短くてもいいんだけど、規格で径(太さ)が4.2mmになるのがこの長さから。(これより短いとだいたい3.8mmになる)
構造上ネジで支える割合が多いので、ちょっとでも木ネジが太い方がいいなと。

角材を取り付ける時には、この状態↑にすると角材がずれにくくて作業が楽です

大きめの2×4材からまずは取り付け。
これによって板がフワフワ動かず、他の角材をつける作業が楽になります。

型紙に合わせて当てて、もう一度キリを使って角材側にも下穴をあけます。
(下穴を深くしすぎると固定力が低下するので注意)

あと、この時にいきなり両側から木ネジで固定するのではなく、片側だけに留めます。
いきなり両方から固定してしまうと、他の木材が入れにくくなっちゃうんですよね。

片側を全部木ネジで止めたら、裏返して反対側も止めていきます。

反対側は、背板側から順番に細い方に向けて止めていくと作業が楽ですね。

角材を全部取り付けたら、型紙をベリベリ剥がします。
剥がさなくても大丈夫なんだけど、今回のは人の手に渡るものだったのでちょっとでも見た目をきれいに。

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ここまで作ったものは地面に置くと底面がぺったりつかなかったりしますが、このあとの上面の板を取り付ける過程でたいていの歪みは治るので気にしない。

まず、上の狭いところの板を木ネジで固定します。

ここまでに作った『箱』になってる部分が板の『角(直角)』に合うように、押さえつけながら木ネジを打っていきます。

上の狭い板を打ち付けても、まだ『箱部』には歪みが残りますが問題なし。

曲面の板を、先に打ち付けた狭い板にガッツリ当て、真ん中あたりに全体重を乗せて曲がりを合わせながら木ネジを止めていきます。

この時、板が左右にはみ出さないように(寸法がぴったりにならなかった場合にはどちらかを基準にして)端から順番に木ネジを止めていきます。

その後も、それぞれの板の『辺』同士がずれないように合わせながら、上から順番に一列づつ木ネジで止めていきます。
この『辺』をきっちり合わせることで歪みはだんだんと補正されていきます。

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この時、押さえ込みながらのねじ込みになるので、下穴を開ける余裕はない。。。

なので、先に左右のどこにネジを入れるのかをわかりやすくするために、板にあらかじめ縦線を引いておきます。(上の写真参照)

あとは左右の側面板に角材を止めているネジの頭を結ぶラインに板などを当てて横のラインとして、角材の位置を外さないようにネジを打っていきます。
この辺はちょっとコツと経験が必要かも。

設計時に曲面のどこにネジ打てばいいのか計算してもいいんだけど、めんどくさいのでこれはいつも現物合わせ(笑)

で、曲がり面の板まで木ネジを打ち終わったのがこちら。

写真では綺麗にできてるように見えるかもだけど、やっぱり僕の手仕事なので切断したところが多少歪んでたり、ネジ打つの失敗して打痕があったり。

これでも今まで作った中ではかなりきれいにできた方なんだけど。。。
でも、依頼された時にこういう感じですよっていうのはあらかじめ伝えてあるのでご容赦。

でも、色を塗ると目立たない。

表面に塗料を塗ることで、濡れた時にカビたり腐食したりを多少なりとも防ぐことができます。

実際に使うときには、間にボックスを一つ入れて着地で後ろタイヤが引っかからないようにします。

そのボックスは別で用立ててもらったので、今回作ったのはこれだけ。

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出来上がり寸法は、全長90cm 幅60cm 高さ20cmで揃えました。
目的が「安全ジャンプ台」なのでこのくらいかな、と。

文章にするととても面倒な感じだけど、実際には楽しんでいるうちに終わっちゃいます。

まあ僕は電動工具とか道具がある程度揃ってるので楽っちゃー楽なんですが。。。

今回使った道具は以下の通り。

  • インパクトドライバー(電動ドライバーでも可)
    ・下穴キリ ・プラスドライバ 
  • 手ノコ
    大工さんがよく使ってるやつ
  • 丸ノコ
    電動工具・けっこう危ないので取扱注意
  • ジグソー
    ぐねぐね切るよ。わりと危ないので取扱注意
  • ヤスリ
    切った後に削って調整。カンナ持ってないので・・・
  • カッター
    型紙切り抜いたり、鉛筆削ったり
  • スプレーのり
    型紙を板に貼る
  • テープ(マスキングテープor養生テープ)
    プリントした型紙を繋いだり、板に貼る時の仮止めに
  • スケール
    ボタンで巻き取れるよくあるやつ(正式名称わからん・・・)
  • 曲尺
    角材切る時に直角の線を書くため
  • パソコン・プリンター・寸法通りに描けるソフト
    型紙製作に。僕はIllustratorで代用
  • 作業台
    同じ高さものもが二つあると、その間にまたいで板を乗せて切れるので切りやすい

こうして見ると、わりとたくさん使ってるな。。。

まあ省略できるものもあるし、工夫(と体力と時間)次第です。

自分で使う分だったらもっと雑でも構わないしね。

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ということで、『ジャンプ台ができるまで』を雑に紹介しました。

楽しそうに見えるかな?
めんどくさそうに見えるかな(笑)

ちなみに型紙システムは昔自分で思いついた時に天才か!って思ったね。自画自賛。
(ひょっとして他にやってる人もいるかもしれない)

なかなか良いジャンプ台が手に入らない昨今、ないものは作ればいいよねって感じでまた何か作ろうかなって思っています。

暑いからなかなか進まないだろうけど(笑)

ではまた。