イメージと現実と転倒

ゴールデンウィークになり、あちらこちらのMTBダウンヒルコースもオープン。

もう10年以上も前の話ですが、僕もダウンヒルのJシリーズに出ておりました。
今だから白状しますが、練習と言えばほぼレースの試走のみ。いつも決勝の当落線上をうろうろ。
平行してトライアルの競技も出てましたし、他にもイベントだのやら何やらお金がもったいないやらで、ついついゲレンデからは足が遠のいていた(という言い訳)

そんなだったので、シーズン始めはいつもボロボロ。
まず、何と言っても眼がスピードについていけません。
身体も、冬の間は10kgそこそこのトライアルバイクか、ハードテイルMTB、BMXくらいしか乗っていないので、いきなり車重20kg(10年前は重かった)のバイクをコントロール出来る訳もなく、ただしがみつくのみ。
基礎的な身体はできていても、重いものを持つのはまた違います。

でも脳ミソは違う。
オフシーズンに見ていたビデオの影響でイメージはワールドカッパー。
イメージの中の自分と眼(脳ミソ)と身体の不一致から導き出されるのは「転倒」の2文字。

なので、いつもこの時期になると今年のDH初めをされる方々の安全を願わずにはいられません。
皆様、どうかイメージと身体のギャップにお気を付けてライディングを楽しんできてくださいませ。

などというオジサンの余計なお世話な話でした。

2011 あさぎりトレイルにて

2011 あさぎりトレイルにて
< photo:26ism >