つらつら:ノーベル賞とその研究など(2018.10.03)

ノーベル賞発表の時期ですね。

生理学・医学分野では、ジェームズ・アリソン(James P Allison)博士本庶 佑(ほんじょ たすく)博士「免疫制御機能(免疫チェックポイント)阻害分子の発見による癌治療」によって受賞されたことが報じられました。

「免疫チェックポイント阻害による癌治療の発見」の内容については以下で解説されてるものがわかりやすいかな。。。

(記事は2015年のものですが、研究内容についての解説があります)

大まかには、アリソン博士が「免疫細胞の活性化を抑制する分子」を、本庶博士が「癌細胞が免疫細胞に攻撃されない為の分子」をそれぞれに発見し、またそれぞれに「発見した分子の活動を邪魔する仕組み」によって元々備わってる免疫細胞の活性化による癌細胞への攻撃をしようってこと、、、のようです。たぶん(笑)

医療関係については、なまじっかなことを書いて誤解されてしまうととても困るので、ちゃんとした内容は上を読んでね。

現在、この研究による薬剤も開発されていて、そのうちの一つは日本でも認可されているとのこと。
(まだ副作用もあり、対処するためにしっかりとした設備のある医療施設(規模の大きさも必要)での使用が前提)
一部報道で「がん免疫療法」と紹介されていますが、断食だとかカラダを温めるといったような民間療法みたいなのとは全く違うものなので混合しないよう注意が必要です。

実際に臨床で使われる薬剤開発にまで結びつく基礎研究(これってどうなってるの?の解明)。
現在わかってるもの=手段を利用して目的に達する応用研究も大切だけど、その手段となるものが増えた方がさらに目的に対して確かな道筋がつけれるし、今回受賞した研究のように全く違うアプローチを作ることもできる。

ただ、地味だし門外漢からはわかりにくいし研究結果がすぐ何かの役に立つわけでもない。
なかなか注目されないけど、ないと困るんだよなー。。。

権威ある賞を贈られたことで、この研究が多くの人が知ることになりました。もともと賞というのはそういう役目のあるものだと僕は思います。
可能な限りその研究を理解して、その研究について自分も賞を贈る気持ちでいたいな、と思います。

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研究頑張ったのに研究内容を見てもらえずに個人のことばかり聞かれるのってどんな気持ちかな。なんて考えてたら、本庶博士の書いたものが流れてきた。

長いんだけど、最後の二段だけでも。

個人としての知名度が上がれば、いろんなことがやりやすくなる。声もかかりやすい。それは僕もわかるしそういう事に恵まれてきた自覚もある。

だけど、知名度を上げるだとか生活するためだけにすることって続かないと思う。
あと、あまりそればかり意識していると、考えを誤魔化したり剛弁や詭弁や弄してしまうんじゃないかという恐れを持ってる。

ただ、それを怖がりすぎてなんか半端だなーっていう自覚もある。

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さて無理やり自分の話にこじつけてみる(笑)

ライディングについて考えるに当たって、自転車の構造の違いがどんな影響を及ぼしているのか、とか、動作による力の発生とその伝達がどうなっているのか、なんてことを考えることが多いんです。
つまり基礎研究みたいなことを(無理やりこじつけ感)主に興味本位で。

自転車がこういう動きをする時や安定する時、力がどう働いているのかとか人間はどう動いているのかなどを仮説を組み立てて実際にやってみてっていうのは地味だけど面白い。

ただ、そうして考えれば考えるほど「ここはまだわからない」ってことが一番多い発見で、その上で「これは不確定要素を除いた上での考え」という限定条件がつくようになり、「断定」できないようになってしまうという。。。

言い切れる強い心のある方が羨ましいです。

しかも地味だ。
ライディングをより快適にして楽しむためなら、新製品や新規格の開発の方がどれほど役に立つことか。
と言っても、やりやすくなるだけでできるようになるわけじゃないで、結局テクニックや理解は必要なんだけど、それでもそれを時間や労力をかけてまで得るのは面倒なんじゃないかなとか。

だから自転車のことを考えるのは自己満足でしかないんだなって開き直ってしまったり。

でも、そうして積み上げたものがあるので、スクールやレッスンなどで伝えるのに自信を持っていられる。人を見てその場で即興で練習法を考えたりできるので便利ではある。

無駄になってないだけまだマシかなーって思うようにしてる。

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本当に取り留めなく。。。

今回はここまで。

ジャンプに対して車輪径の違いでどのような力の変化があるかを考えてた時のイラスト(2016年)