レポート:2月の寺子屋でした!(2019年2月)

2/2(土)は、毎月開催の『寺子屋:少人数個別レッスン』でした。

『寺子屋:個別レッスン』は、それぞれのやりたいことに合わせてそれぞれにレッスン&練習を行うレッスンです。

この日は、マウンテンバイクを初めて間もない方から、ダートジャンプ系に繋がる練習や、マニュアル・バニーホップ、ダニエル(後輪だけで跳ねる)、パラレル、アブバカ(飛び上がって段差の角に後輪を当てて後ろに跳ねて戻る)などなどでした。

写真とかあまり撮れなくて、、、文字数多めでお送りします笑

※ 写真は、本人の同意をいただいて掲載しています。
※ 申し込みフォームに写真NGチェック欄がありますので、参加希望の方で写真掲載NGの方はチェックしてくださいね。

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寺子屋では=僕は「自分の体をどう動かすか」「体を動かすことによって自転車にどんな挙動が起きるのか」を考えて動けるように内容を組み立てます。

なので、最初は自転車なしでの準備運動をしますし、その中で自転車に乗った時に「身体のどこをどこに向けるのか」とかを話したりします。

で、この日(いつもだけど)最もたくさん発した単語が『低く』です。

特に『走りながらのアクション』を行う際に、まず最初に姿勢(特に頭)を低くする効果は高いことが多いです。

マニュアルなどでも、アクションを開始する前にまず頭を低く『構え』てから、その高さのままで前後に動くようにするだけですんなり上がるようになる方もいます。というか、今回もそのような方がいました。

フロントが上がった時にも頭(姿勢)が高くならないのがミソで、それによって腰の位置や背中の角度が云々、BBへの入力が云々あるけど、理屈はともかくやってみた方が早いです(笑)

ジャンプの場合、前タイヤが飛び出し→後ろタイヤの飛び出しまでの動作でその後の軌道が決まります。
距離が飛べない時のよくあるパターン第一位(個人的感想)は、前タイヤのテイクオフと同時にカラダ全部を跳ね上げてしまうこと。
なので後ろタイヤがちゃんとジャンプ面を最後まで走るような練習も。

で、実際にジャンプを使う前に、木材に板をナナメになるよう立てかけた『ちっちゃいキッカケ』で、タイミングをつかんだり動作を覚えたりします。
まあ、この練習でもやっぱりもっとも多く送ったアドバイスは「(アクション前に)アタマ低くして」でしたけど(笑)

そうそう、ただ頭を低くすればいいかっていうとそんなこともなく(高いよりはいいですが)、低くするアタマの位置や、おヘソを下に向けてとかもあるのですが、その位置も自転車によってズレがあったりするので・・・割と細かい自己観察が必要です。

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ハンドルのポジション。手前に寝かせすぎだなーって方多いです。アップスィープ(上方向への曲がり角度)無くしちゃってたりとか。

アップスィープ(上方向への曲がり角度)はちょっと作った方が前タイヤ上げたりするのは楽に感じることが多いですよ。

この日も弄った人の上達分の半分はハンドルポジションのおかげじゃないかと(笑)

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寺子屋では、小学生の参加には慎重に対応しています。

これは、希望される練習内容によっては体格・筋力的に難しいことがあるのと、2時間半というレッスン時間を小学生が一人で黙々と練習しててつまらなく思ったりしたら嫌だな、ってことを考えるから。

内容について検討したり保護者の方も一緒に受講されるなどして、そのあたりの心配が少なければ受講していただきます。

そんな条件の中で参加されてる方。

あとちょっとでダニエルになりそう。コギあげで。
こぎだす時のペダル位置、こぐタイミング、ブレーキが全部揃えばできるけど、まだ時々しか揃わない。

「ペダリングで一緒に自転車を前に押し出すような感じ」がキーワードでした。
僕が自転車を支えながら、何度かコギだしのタイミングと自転車を押し出す感じを「素振り」して動作感を捉えるようにしました。

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こっちからの提案で「アブバカ」に挑戦してみた方も(写真なし)。
と言っても、バニーホップからではなくウィリージャンプからのアブバカ。

アブバカで戻る時は、ジャンプして後タイヤを段差のカドにタップ(当てた)時に『お尻』でそのカドを「潰しに行く」ことで、その後の後ろに跳ねるための予備動作とします。これができないと、後ろに跳ねる動作が小さくなってしまうんですよね。

小さい頃から乗ってきた中で癖になった「体全体で引っ張る」「着地でコシが落ちない」を是正する目的でした。

体が小さい時には「とにかく思い切り引っ張る」でよかったのですが、体が大きくなるとそれを生かした乗り方に変えていくとより幅の広いアクションができるようになります。

あとは希望によって苦手方向のパラレルとかも。
これは後輪を苦手方向に振って向きを変える練習をしてみたら、あっという間にできるようになりました。。。あとは慣れ。

いろんなテクニックができる状態で、一つコツ・動作感を掴むと他の動作にも応用されて一気にいろんなことができる時期があります。

この方は今その時期に入っていて、見ていて「ああ、楽しいだろうなぁ」って思うくらい成長していきます。
その状態の彼に僕が蓋をしないように気をつけないと。。。

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『寺子屋』は、それぞれの参加者さんの目的に届くように、足りない動作や動作の感触を足していくようにしてレッスンを進めます。

僕もそうですが、多くの参加者さんは目的がたったひとつなんてことはなく、いろんなことを覚えたい方が多いんですよね。

始めたばかりの頃は、なかなか「やりたいこと」って言われても・・・って感じになると思うんですが、いろいろ覚えながら自分の中のやりたいことを見つけていけるようにお手伝いできたらいいなぁと考えています。

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こんな感じの2月の寺子屋でした。

まだ3月はスケジュールが確定していないので、また決まりましたらお知らせいたします。

ご興味ございましたらぜひご参加くださいね。

ではでは。