レポート:寺子屋でした(2018年9月)

前回の投稿でも書いたように、天気に振り回されてしまいましたが、なんとか開催できた寺子屋のレポートです。

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もともと開催するはずだった『午前の部』は雨のため、タープテントの下で座談会。使ったのはブログ『ペダルの上で考える』用に書き溜めてるイラストなど。

斜面に対してブレーキをかけると力のかかる点がどう変化するのか?とか、ジャンプのアールに対して車輪径の違いによってどのように動きが変化するのか、とか、前輪を上げる時にBB位置の高さで感覚が変わる理由、とか。

参加のお二人は常連さんだったので、これまでの練習してきたこととも比較しながらのお話でした。

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午後、雨が上がってからは水の溜まってないところだけで寺子屋開始です。

いつもは個別に行うレッスンですが、この日はちょっと変えてみんなでトライアルコースを走ってみます。

これは参加の方から申込時に要望いただいていたことで、本当は斜面なども使いながらと思っていたのですが雨でグチャグチャなので平地に箱を並べて行いました。

↑のように箱を並べて最初は一直線に走るだけ。(と言っても段差あり)
次に写真のように1つ目に乗った後横に一回降りて、また次の箱に横から登るといった感じにちょっとづつ難易度を上げて練習。

それぞれのできることに合わせて、ちょっとづつコース設定を変えられるのもトライアルコース練習の良いところです。
上の写真は、普通に真横に登るのであれば難なく登れるところに、わざわざジャンプランプをおいて邪魔をしたコース設定。

昔から地味にいやらしいセクションやMTBコースを作ることに定評のある僕です(笑)

他にもコースをどんどん変更しながら、セクションの攻略とそのために必要となることの確認などをしました。

普段、ひとつひとつのテクニックは問題なくできても、タイヤを載せれる範囲が限定されたり、連続して行わないといけないコース上ではなかなか思うようになりません。
わかりやすいところでは回転系に『左右差』があると困ってしまうことを実感します。

あと、スタンディングやホッピングなどができるようになるとバランスを崩した時につい止まってしまうのですが、止まってしまうとバランス維持が難しくなるし体力も消耗します。
できるかぎり進みながら動作を続けていけるとバランスが崩れにくく、また体力を削らずに済みますが、これは自信とか実際の動作の確実性が必要なので、いろんな状況(コース)を何度も経験して高めていくしかないですね。


跳んだり回ったりのトライアルらしいコースも楽しいのですが、普通のマウンテンバイクでホッピングなどが必要としないorなくても走りきれるコースを走ることで、ライディングの総合的なバランスやスキルアップにつながります。

寺子屋・マウンテンバイクドリルや、リトルバイキングでも時々こうしたコースを作るのはそのためですね。

まあ細かいことはさておき、僕も含めてみんなで楽しんでしまいました(笑)
やっぱり、トライアルって楽しいです。

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さて、その後お一人は用事で帰られたので、マンツーマン。

ご要望は『ちょびのり #24 “短い助走からワンタッチで段差を上る” 』でした。


これの大事な所は、動作を始めたら『身体を後ろへ引かない』ことです。
身体の動作(身体を後ろ方面へ引く&腕だけでハンドルを持ち上げる)によって前輪を上げようとすると、前輪が段差にタッチした時に身体がバイクに遅れてしまい段差にタッチした前輪に『乗る』ことが難しくなるからです。

ですから、前輪を上げる時=初動では身体動作よりも『ペダリング』で前輪を上げつつ、身体は『ペダリングの抵抗に乗って上に伸ばし』前輪のタッチする瞬間にアクセントを置くようにします。

ただこの日、そのペダリングだけで前輪を上げる感覚がなかなか伝わらず、僕の記憶の奥深くから引っ張り出してきたのがこの練習↓


大昔にトライアル仲間で遊びでやってたことなんだけど、これもペダルのトルクと最初にペダルを踏む方向によって前輪が壁を走り上にあがります。
なんだか動きがヌルヌルしてるよね(@ 江田兄)ってことで『ぬるぬるステア』『ぬるっとステア』と呼んだ記憶があるのでこのネーミング。

手順としては

  • 前後輪まっすぐにして前輪壁ドン
    利き足と逆のペダルを前にする
  • ブレーキを放してペダルを踏む。若干『前ペダルに乗る』感じ
    自転車が進もうとしてバイクを壁に押し付ける
    ペダルの位置は前ペダルが水平より上になるようにする
  • この状態でバランスキープ(準備完了)
  • バランスキープの姿勢そのままから前ペダルを踏みつつ、ペダリングの抵抗に乗るようにして身体を上へ伸ばす。
    (身体は後ろや下に動かさない・予備動作しない)
  • ペダルは『ヒザで踏む・乗る』ようにする
  • 前輪が段差の上に登ったら普通の段差登りと同じ動きをしながらペダリングを続けて登る。

※ 動画で後輪滑ってるけど、これは段差に左足を挟んで跳ねてるから
(ちょっと痛い・ペダルのスタート位置を少し変えるとたぶん当たらない)

といった感じ。

なんやかんやでできました。これまでの集積があるから身につけるのも早い。

この『前輪をペダリングトルクで上げる』感覚を覚えた後は、ちょっと高めの段差でも今までにない感じに「爽やかに(本人談)」登れるようになりました。

これまで、段差に向かって前輪を上げる時には大きく予備動作→身体を後ろへ引いていたために動作が遅れていたものが、ペダリングの有効活用によってその動作を省けるようになったため。

実際の短い助走ステアになるとこんな感じで、スタート時は身体が後ろ。
動き出したら途切れず前に出続ける感じです。

おかっぴさん(@hellookp)がシェアした投稿 – 2018年 7月月27日午前7時36分PDT

ただし、この動作はまだ前輪コギ上げの安定してない人が練習しても混乱すると思うので、まずは大きく身体を使って(予備動作や身体で引く)登ることをちゃんと覚えたほうが良いと考えています。
登る段差が高くなったり、助走の短いステアを登りたくなってからでいいかな、と。
あまりこればかりやっていると、今度は助走がたくさんあって早いスピードでの段差登りとの使い分けが難しくなる(経験者・談)ので注意です。

他に、徐々にペダリングで上げる比率を多くしていく(身体の動きで上げる動作を少なくしていく)ような練習方法もあります。
競技をやっていると、自然に身についたりもしますしね。

トライアルのコギの特殊性は、この『踏み応え(ペダリング反力)』を利用しながら動作を行う所だと考えています。
ただ、条件としてある程度いろんな動作を覚えていること、ある程度の体格・筋力が備わってるといいかなぁと思っていますので、あまり身体のできていない小さな頃から焦って覚えなくても良いとも思いますけどね。

この後に後輪まで上がるための前輪乗っかった時の『ワンタッチ・アクセント』の時の体の動きの練習なんかも。

頭の位置と顔の向き。微妙な違いが結果大きく変わります。
このあと、身体が大きく前方若干上向きに動き自転車を誘導するので、最初から頭が前に出過ぎていたり、腰が落ちすぎると動きがハンドルに邪魔されます。

で、最終的にはさらに短い助走からでも「爽やかに」登れる頻度が上がりました。
あとは身体が動作に馴染んで行くと、もっと気軽に登れるんじゃないかな、と思いますよ。

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ということで、ちょっと変則な上に少人数だったので変に濃いというかマニアックな感じの寺子屋になりました。

次回の寺子屋は10月14日(日)です。

寺子屋:『MTBドリル』 と 『少人数個別レッスン』


ご参加お待ちしております。
特に晴れ属性の方、是非お越しください。

左足挟んで痛いの図