雑記|熱中症にはなりたくないですね(2023.7.23 記)

 暑中お見舞い申し上げます。

 今年は本当に暑いですね。
 まだ6月のうちからやたらと暑く、しつこく湿気が残っていることも暑さ不快感を増加させているように思います。

 まだ暑さに慣れてない(諦められない)若かりし頃は「せっかく自転車に乗れるんだし」って頑張っちゃう自分もいましたが、頑張ってもその後数日体調が低下するなどする経験を何度となく経てあんまりいいことがないなと気がつき、「暑い時には無理をしない」を信条に暮らしています。
(まあ若い頃は今ほど暑くなかったということもある)

 とはいえ、昨年は一度酷めの熱中症にやられてしまいました。

 その時は夜寝てる間に熱中症が進行したらしく、朝起きた時から頭がフラフラしちょっと立ち上がるだけで吐き気が抑えられずトイレに駆け込むなんてことに。
 そういや前日に自転車にも乗って、寝る前ちょっと頭痛かったなって後になって思い出したり。
 寝てる間はエアコンを切ってたので、それもよくなかったように思います。
(僕の住む街は昼間は暑いけど夜はそれほどでもないことが多いのでエアコン切ってることが多い)

 その後一週間くらいは身体を動かすのも億劫で、ひたすら横になる日々。
(昨年の今頃に唐突に動画で『NG集』を出したのはこのため)

 今年こそ、熱中症になることなく過ごしてやるぞ!と気を引き締め、怪我の治りを待ちつつ可能な限り涼しいところでひたすらじっとしています。

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 現在、この酷暑による熱中症とCOVID-19(コロナ)などの感染症の拡大によって、東京などは救急医療の逼迫する事態になってるようです。

救急医療に携わる皆様、ありがとうございます。

 同時期「救急の電話に1時間繋がらない」なんてこともあったようでちょっとまずい感じ。。。
 東京は、人口密度が高いので同じ面積あたりでも影響を受ける人の数が多いとか、自動車の所有率が低いとか、家族構成、単身世帯などいろんな要素で救急車の需要が高まるのかとか色々考えましたが、自動車がある地域でも受け入れる病院が逼迫したら同じことになりますね。

 また、救急車が来てくれない(受け入れ病院が逼迫する)ということは、安易に事故など起こしても助けてくれないってことなので、自転車に乗る方々は熱中症に気をつけるとともに、事故を起こさないように普段以上に気をつけた方が良いと思いますよ。

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 熱中症になる仕組みは環境省のサイトに見やすいものがあったので引用してご紹介。

 熱中症の予防は、詰まるところ「暑いところを避ける」「体調を整えておく」ということに尽きます。

 上の図は「からだ」が要因になるものの紹介ですが、サイトには他にも「環境」「行動」という要因についての記載がありますので、ぜひサイトをご覧くださいませ。

 もちろん気温が高い方が熱中症に罹りやすいのですが、身体の状態が良くない時は「こんな気温で?」というような気温でも罹ることもありますね。
 気温がさほど高くなくても、身体の中に熱がこもるような状態(湿気・環境・体調)でも熱中症になることは毎年梅雨に入るあたりに注意喚起されていますね。

 水分や塩分の摂取は、それらを失うことで身体の体温調節などの機能が狂うのを補うのが目的です。(もちろん補給も大事なので必要な分をきちんと摂取)
 暑い環境の中で過ごすと、発汗などで水分や塩分、ミネラルを補給する。
 あくまで補給で、それを取り入れているから熱中症にならないということではないことに注意ですね。
 そして摂りすぎにも注意。塩分過多は良いことない。

 熱によるダメージは身体に蓄積しますし、それから回復するのにある程度の「時間」も必要です。(経験から)
 水分も塩分・ミネラルもその喪失量は「暑さ」「時間」に比して大きくなります。

 ですから、暑い日には自分の体調・状態を常に意識しながら、その時々で必要と思われる補給やしっかりと回復するための休憩が必要ということになります。

 仲間と遊ぶ時、楽しかったり仲間に気が引けてしまったりでそうした個人に合わせたダメージコントロールが難しくなることが予想されますので、仲間と遊ぶ時には相互に気を使うようにすると良いと思いますし、また最初に運動強度など個人個人に無理のないようにすり合わせて置くとと良いのかな、と思います。

 また身体が小さくまだ未発達な子どもたちは体調の変化も早いので、先回りして無理やりにでも休憩をするくらいのつもりで良いと思います。

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 そうそう、「感染症予防のためのマスクは、熱中症の原因になるかもしれない」と言われていましたが、最近の研究では「必ずしもそうではない」ということがわかってきたようです。

NEWS UP|マスクで熱中症のリスクは上がるの?[NHK]

平田教授 [名古屋工業大学 医療工学]
「日常生活でも深部体温は0.2℃ほど上がることがあります。リスクはゼロではありませんが、マスクをしたからといって急激に熱中症のリスクが高まる訳ではなく、過度に心配する必要はないと考えています」”

川波センター長 [産業医科大学・産業医実務研修センター]
「マスクをすると口の周りが蒸れますし、息苦しい感じもしますが、普通のマスクで日常的な生活をする範囲では、熱中症のリスクを高める深部体温の上昇には影響しないと言えます。ただ、激しい運動をしたり、マスクをつけている時間が長時間になるケースなどはまだ十分な検証ができていないので注意が必要です」”

NEWS UP|マスクで熱中症のリスクは上がるの?[NHK]
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210612/k10013080661000.html

 要するに口まわりは暑くなるけど、普段の生活では着脱による熱中症リスクはあまり変わらないってことは間違いなさそう。

 一方、スポーツ時などはまだよくわからない感じでしょうか。

 僕は今も屋内や人と話す時にはマスク着用していますが、自転車の時には移動の時には付けてて遊ぶ時には外すって感じ。
 移動してる最中に突発的に人と話すことになったりした時にも安心だから。(なぜかいろんな人から話しかけられる)
 まあ僕は基本ぼっちライドなのであまり周りに気を使わなくて助かってますけどね。

[2023.7.24 8:35 以下を加筆修正]

 スポーツはもともと広い空間で行うものが多いので、競技中に人と接触する&大きな声を出す競技以外はさほど感染リスクが高くはないと考えられます。自転車屋外競技とかはその筆頭ですね。もちろん油断は禁物。
 それでも、プレイ時以外の休憩や食事、車や公共交通機関での移動中などのリスクは高くなりますから、スポーツをするまでに至るまでの過程での感染対策、そして普段の生活で感染をしないように注意して対策をし、体調に不安があれば参加しないなど、そのスポーツの現場にウイルスを持ち込まないように気をつけることが大切になると思います。
 またサポートや応援などスポーツの周りにいる方はマスクをしている方がベターだと僕は考えます。マスクによる熱中症リスクが着けてないのと同じなら、そうした方がより感染可能性を低くでき安心だからです。

 そうして感染可能性を予め減らしておくことで、スポーツ本願の楽しみを感染で台無しにしてしまうことを防ぐことにもつながりますよね。

[加筆修正 ここまで]

 色々考えていると一律にどうした方がいいとは言いにくいのですが、体調と安心を優先し、その範囲で本番に向けて無理なく着脱できるのがいいのかな、と思います。

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 個人的に、その日の運動時の熱中症度がどうかを知るのにおしっこの濃さというのがあります。

 運動時にどれだけ水分を摂っていても、それが足りてないと尿の色に変化が生じます。
 「おしっこ出るから水分は足りてる。大丈夫」ってわけではないんですよね。

 ただ、やっぱり暑い中での運動時にはあまりトイレに行きたくはならないので、運動後などに「今日は大丈夫だったな」「今日はあぶなかったかも」というように判断の基準にしたり、その後の回復期の参考にしたりしています。
 経験では、尿の色が変化するときには排尿時に尿管に軽い痛みを伴うことが多く、これがあった時にはその後の経過をより注意しています。

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 それでも熱中症になってしまった時の対処などは、こちらが参考になるのではないかと。

https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_checksheet.php

 他にも熱中症の症状はたくさんありますね。
 できれば症状が出る前に休憩したいところ。

 僕が運動時熱中症の予兆と思っているのは、「水っぽい鼻水」。暑い中でこれが出るとその後に頭痛が始まることが多いです。
 あとは、足裏やふくらはぎ、太もも、腕部の攣る前後にあるような「筋肉の張り」や「しびれ」みたいなものを感じることもあります。
 個人的な経験でのことなので、当てはまらないことも他事例もあると思いますが、上に紹介した尿の状態など身体の状態を知るサインを見つけたいですね。

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 中長期予報では、まだまだ暑い日が続くようです。
 どうかこの夏、体調を崩されたりされませんよう。

 特にこの夏は、例年にない様々な感染症によって病院にもなかなかかかれないなんて地域も出てきていますしね。

 皆様の暑さとの戦いでのご健闘をお祈りいたします。