考える:アブバカを斜面に向けて(2022.2.1 記)

 「この動きはこの動きにつながるかなー」みたいなことを考えながら映像に撮って確認。

twitterとInstagramに同じものをアップしました

 だけど、撮って確認してたら最初考えてたことと違うことが気になることも多く、まとめていくはずが全くまとまらないのです。

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 「アブバカ」は、段差などに向かって飛びつき、後ろタイヤだけ着地してストップ→後ろ向きに跳んで下がるというテクニックです。
(なんでアブバカって呼ぶのか知らないので、知ってる人いたら教えてください…)

twitterとInstagramに同じものをアップしました

 基本、段差の「カド」に後ろタイヤを当てて進む勢いを止めるのですが、パンクしたり、うまく当て(乗り)きれずずり下がって段差と自転車がゴツンしてどっちか壊してしまったり、跳びすぎたりブレーキ効かなくて後ろタイヤが前にすっぽ抜けて痛い思いをしたりすることがあります。(全て経験済み)

 で、そんなリスクも斜面に向けてだったらいろいろ解決するんじゃないかって、撮ったものを確認してる時に気がついたので書いておこうと。

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 アブバカは、後ろタイヤを段差などに乗せて「前タイヤが浮いた状態で止まる」時、助走をつけて跳びついた分の「前に進もうとする力」が大きいんです。
 なので、ブレーキで後ろタイヤの回転を止めた状態でも、着地したあと自転車はそのまま前に倒れていってしまいます。

 もちろん、身体の動作によってそれを止めることはできるのですが、力が大きくなるとだんだん止めるのが辛くなっていきます。
 また、勢いが強いとブレーキにも負担が大きくなるので耐えきれずに滑ったり、タイヤがスリップして後ろにひっくり返るなんてことも起きやすくなります。

 なので、段差で行うアブバカでは、「段差のカド」などに乗って(タイヤを当てて)「前に進む勢い」を受け止めてもらうわけです。

 この時、進んできた勢い(力)が大きく、それが後ろタイヤの一点に集中するため、段差のカドでパンクしてしまうことがあります。
 また、タイヤの当たる位置によってはずり落ちてしまい、段差と自転車がぶつかってどちらにもダメージが…。

 その点、着地点が「斜面」だと、パンクのリスクも、ずり落ちて対象(段差・斜面)や自転車がダメージを負うこともないなぁと改めて思ったので動画を撮ったんですよね。
 あと、斜面に向かってくと「前タイヤを高くしよう」っていう気持ちになるかな。低いと激突するので。

 ということで、斜面で行うアブバカ は、いろいろなリスクが低減されるので、これから練習しようって方にはいいのかなぁと思ったんですよね。

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 もう一つ、斜面に着地の場合は、勢いで自転車が前に倒れようとしてもその傾きとともにタイヤが斜面を登る動き(車軸が上に持ち上がる)になるので、前に倒れることへの抵抗になるなぁと気がついたり。

 この点、段差のカドで止まる場合は、接地点を中心軸に回転するように自転車は倒れていく感じで、(一定の角度を超えると)倒れるほどに抵抗が小さくなると考えられる?

 もちろんそれだけで止まるわけではないのですし、そのための身体動作なのですが、そういう要素もあるということを考えることができたのは面白いな、と。

 こういった小さい発見とその考察を覚えておくと、他のことを考える時にも役に立つことがあるので侮れない。

 こうして、最初の思惑とは関係のないところに思考は飛び跳ねてゆき、最初の目的は達成されることなくうやむやになっていくのです。

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 飛び乗ってからから戻る動作についてはまた別の時に。
 この記事のことも含め、もうちょっと考えてからまとめて動画なりにしてみようかな、と。

 いつになるのかはわかりませんけどね。

 ではまた。

改めて見ると、この角度でよく止まるしよく戻るよね、と感心。